制作工程について


正絹白生地反物にあいばなで下絵を描き、その線に沿って防染の為の糸目糊(真糊)を置いていきます。(画像→)

糸目地入れで糊を生地に定着させ、図柄の中に色を挿していきます。挿し終えた部分を糊伏せし、乾いたら染め地入れと、地色を引き染めします。

生地を蒸して色をとめ、水元できれいに洗い流します。

乾燥後アイロンをかけ、地直しや落款を描いて仕上げ、最後に湯のしで生地目を整え、それぞれの形に仕立てます。

 

型染めではなく1つひとつ模様を手で描いているため、全く同じ物は作れない一点物となります。1人作業で工程が多く、完成まで手間と日数がかかりますが、1点1点を出来るだけ丁寧に制作しております。

お手入れのはなし


過去にお買い上げ頂いた小物たち、半衿や帯揚げ・袱紗など、タンスの中で湿気を吸ってクタッとしていませんか? 

着物や帯同様、たまに陰干しで風を通してあげたり、出来るモノはアイロンをかけてあげてください。 中温度で裏から軽く押さえるように当ててもらうだけでも、生地がふっくらよみがえります♪

 

正絹はデリケート、木綿のような普段使いがちょっと苦手。

お買い上げいただいた作品たち、光にも弱いので、長時間ライトや日光に当てていると退色の原因に。。。

ご面倒でも長くご愛用いただくために、

着物や帯は、羽織や日傘でカバーしていただいたり、また直射日光の下での放置を避けたり、額絵もなるべく日光の当たらない側の壁に掛けるなど、お気を付け頂きますようお願いいたします。 <(_ _)>